清風南海で得た学力、気力、人の縁。 すべてが「社会を生き抜く力」になる。
清風南海高等学校 1992年度卒業
株式会社GSユアサ知的財産部 担当部長
清風南海で培った学力と自信が、社会人生活の支えに
得意な理系科目を伸ばして、大阪大学工学部へ進学し、電気化学分野で電池の研究を行っていました。その専門性を活かし株式会社GSユアサへ就職。自動車用や産業用のバッテリー、近年は、電気自動車やハイブリッド自動車向けのリチウムイオン電池に注力している企業です。3年間の研究職勤務を経て知的財産部に異動し、現在は特許や商標、秘密情報の管理業務に従事しています。
仕事上の困難を乗り越える力と⾃信を育んでくれたのは、中高時代の部活動です。ラグビー部の練習は、夏合宿をはじめとして厳しく、苦しい場面も多々ありました。しかし、努力を重ねるうちに良いプレーで先輩や仲間に褒められる機会が増え、試合出場回数も増加。長期的な目標を定め、そこに向かって努力し続ければ、困難も乗り越えられる。中高時代のこの経験が大きな自信になっています。
社会人の学び直しや資格取得に通ずる「一生ものの学習法」を体得
中高6年間で得た大きな財産は、⾃分に合った学習スタイルを確立できたことです。きっかけは中学時代、先生から「書いて理解する」勉強方法を教わったこと。内容を咀嚼しながら自分の言葉でノートに手書きし理解を深める手法は、私に向いていたようで、⼊学当初は苦手だった文系科目のテストの点数が向上し、最終的には得意科⽬になるまでになりました。この学習スタイルは卒業後もあらゆる場面で活かされています。⼤学で有機化学を勉強する際も、社会⼈になってからの電気化学を再学習する際も、さらには知的財産管理技能士の資格を取得する際も、この学習スタイルで乗り越えてきました。社会人の歩みは、自己研鑽の連続です。成⻑と自信の源になる「一生ものの学習方法」を中高時代に体得できたことを非常に幸運に感じています。
卒業後も続く「清風南海の縁」
親としてその魅力を再認識
同窓生や先生方とのご縁は、卒業から今日に至るまで私の大きな支えです。⼤学では、ラグビー部時代の先輩方から多大な助けを得て、学業や課外活動に集中し、充実した日々を過ごすことができました。就職後も、日本知的財産協会の海外研修で同窓生と偶然出会い、その後の研究活動でも助け合う仲になりました。これは、初対⾯でも⾃然と信頼感が⽣まれる「清⾵南海の縁」があってのもの。かけがえのない財産が得られたことを有難く感じています。
現在は父の立場となり、3人の子供が清⾵南海学園に在籍・卒業。かつて自分を導いてくださった恩師の指導のもと、⼦どもたちが規律や心構えを身につけていく姿には深い感慨を覚えます。先生方のあたたかな眼差しは、親にとっても大きな安心感に。時代に合わせて変化を前向きに取り入れつつ、良き伝統を受け継ぐ清風南海は、子どもの将来を託せる学校だと実感しています。